【これからカメラの始める方へ】RAW現像のメリット・デメリット!撮って出しとの違い

「カメラを始めたけれど、RAW現像って本当に必要なの?」
「JPEGの『撮って出し』じゃダメなのかな…」

一眼レフやミラーレスカメラを使い始めると、必ず一度は耳にする「RAW(ロー)現像」。写真が劇的にキレイになると聞く反面、「難しそう」「めんどくさそう」と感じて避けている方も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、すべての写真を無理にRAW現像する必要はありません!
しかし、RAW現像の仕組みやメリット・デメリットを知っておくと、ここ一番の大切な写真や表現したい世界観を120%引き出せるようになります。

今回は、カメラ初心者〜中級者向けにRAW現像のメリット・デメリット、そして撮影時の活用法を分かりやすく徹底解説します!

Rawの話をすると一回じゃ終わりませんが、今回は入り口部分について触れていきます。後日、現像テクニックやプリセットについて解説していきます📷


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1. そもそも「RAW」と「JPEG」の違いとは?

まず、カメラ内部で保存される「RAW」と「JPEG」の違いを整理しましょう。

  • RAW(未加工データ):カメラのセンサーが捉えた光の情報をそのまま保存した「生(Raw)」のデータ。料理で例えるなら「仕込み前の豊富な高級食材」です。
  • JPEG(撮って出し):カメラ内部で色の調整や圧縮処理を行い、すぐに見られる状態にした完成画像。料理で例えるなら「シェフ(カメラ)が味付け済みの完成料理」です。

RAWデータはそのままでは一般的なSNSやスマホで表示できません。専用の「現像ソフト(Lightroomなど)」を使って調整し、JPEGに書き出す作業を「RAW現像」と呼びます。


2. RAW現像をする5つのメリット

手間をかけてでもプロや写真好きがRAW現像を行う理由には、圧倒的な表現の自由度があります。

① 白飛び・黒つぶれを劇的に復元できる

明暗差が大きい「夕焼け」「逆光の人物」「花火」などの撮影では、写真の一部が白く吹き飛んだり(白飛び)、真っ暗につぶれたり(黒つぶれ)しがちです。

RAWデータには豊富な光の情報が残っているため、後から黒つぶれした影のディテールを引き出したり、白飛びしそうな空のグラデーションをキレイに復元することができます。

② ホワイトバランス(色味)を後から自由に変更できる

「日陰で撮ったら写真が青っぽくなってしまった…」「室内で撮ったらオレンジ色すぎる…」という失敗も、RAWなら一発で解決します。

カメラのセンサーが捉えた色情報を保持しているため、画質を劣化させることなく「太陽光」「電球色」など撮影後に自由に切り替えたり、色温度を細かく調整可能です。

※ホワイトバランスについての解説はこちらから👇

③ 「人間の目と記憶」に近い色合い・空気感を再現できる

カメラは画面全体の光を1つの基準でしか判断できないため、日向と日陰が混在する場所では人間の目で見ている色とズレが生じます。

RAW現像を使えば、部分的に色温度や明るさを調整し、「あのとき現場で感じた光の優しさや空気感、自分の記憶にある色(記憶色)」を正確に再現できます。

④ 何度編集しても画像が劣化しない(非破壊編集)

JPEG画像は保存や編集を繰り返すたびに画質が劣化します。しかし、RAW現像は「元のRAWデータには手を加えず、調整パラメータ情報だけを保存する(非破壊編集)」ため、何度でも納得がいくまでやり直すことができます。

⑤ 最新のAIノイズ除去やトリミングにも強い

最近の現像ソフト(Adobe Lightroom Classicなど)に搭載されている「AIノイズ除去」を使えば、夜景や高感度撮影で出たザラザラしたノイズを驚くほどクリアに除去できます。また、トリミング(切り抜き)を行っても高画質なディテールを維持できます。

こちらがノイズ除去後のbefore/afterです。

Before imageAfter image

少しこれは極端でですが、ノイズ除去0%なし(Before)とノイズ除去100%(After)の例です。isoによるノイズ(ざらざら)がなくなってます。

jpegだとノイズ除去はできないから、夜間撮影の時はRawが必須だよ


3. RAW現像の3つのデメリット(ハードル)

魅力的なRAW現像ですが、事前に知っておくべき注意点やハードルもあります。

① データ容量が大きく、ストレージやメモリーカードを圧迫する

RAWデータは大量の情報を含んでいるため、ファイルサイズがJPEGの約3〜5倍になります。

  • 大容量のSDカードが必要になる
  • パソコンや外付けHDD/SSDの容量がすぐ一杯になる

私は「Amazon photo」を使用しています。amazon プライム会員になれば使用でき、容量無制限でraw写真を無限に保管できます。6100万画素の大容量写真も問題なく保管できます。

② 現像作業に「時間」と「手間」がかかる

1枚1枚写真をPCに取り込み、色や明るさを調整してJPEGに書き出す作業が必要です。旅先やイベントで何百枚も撮影した場合、すべてを現像するのはかなりの作業量になります。

私はプリセットを複数パターン作っているので、それを当てこんで微調整しています。1枚の現像に3分かからないくらいです。

③ パソコンのスペックが必要(場合によっては現像ソフトのコストも)

高解像度のRAWデータやAIノイズ除去などの最新機能をスムーズに動かすには、一定スペック以上のパソコン(CPU・グラフィックボード・メモリ)が必要です。スペックが低いと、表示や書き出しに時間がかかりストレスになります。

Mac M1チップのPCをずっと使ってますが、6100万画素のSony a7RⅤのraw現像もスムーズにできるよ。


4.Jpegのメリット

Jpegのメリットは撮った写真をすぐに使えるということです。昨今のカメラは、カメラ内にカメラシュミレーション(※sony製はクリエイティブルック)が入っており、さまざまな色味や雰囲気の写真を自動で撮ってくれます。撮った写真がすぐにSNSで投稿できるのは嬉しいです。

カメラシュミレーションは写真にかけるフィルターのようなものだよ。

参考までにSONYのクリエイティブルックをご紹介。

5. 初心者はどう活用すべき?おすすめの撮り方

「メリットも魅力的だけど、デメリットも気になる…」という方におすすめの運用方法をご紹介します!

  1. 基本は「RAW + JPEG」同時記録モードにする!
    カメラの画質設定を「RAW+JPEG」にしておけば、日常のスナップはJPEGでサクッとSNSに投稿し、失敗したくない作品や思い出の写真は後からRAW現像する、という使い分けができます。
  2. まずはスマホ版Lightroom(無料)から試してみる!
    最初から高価なPCソフトを買わなくても、スマートフォン版のAdobe Lightroomや、カメラメーカー純正の無料現像ソフトから始めてみるのがおすすめです。

私は、非圧縮のRaw➕jpeg(SorMサイズj)で撮ってます。撮った写真はjpegでまず、ブレやピンぼけをさっと確認します。確認時にRaw写真の確認だと容量が重いので、写真を開くのに数秒かかるのが手間なので。。


6. まとめ:RAW現像で写真の楽しさはもっと広がる!

RAW現像のポイントを振り返りましょう。

  • RAW現像は無理に全員がやる必要はない(JPEG撮って出しも十分キレイ!)
  • 白飛び・黒つぶれの失敗を取り戻し、自分好みの色や世界観を作れるのが魅力
  • 容量や手間のデメリットは「RAW+JPEG同時記録」で賢くカバー

写真表現に正解はありません。まずは「お気に入りの1枚」だけでもRAW現像で色を変えて遊んでみてください。カメラと写真の奥深さに、きっとハマるはずですよ!

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